往く春に

2004年4月6日 風空水草道
伽羅の木が枯れてしまったとあなたが言う。
縊れて逝ったあなたのお母さんが眠る墓の木。

何日か考えて「白い沈丁花を植えたら?」と
返事した。

あれから何回春がめぐったことだろう。
あなたはどこにいるのだろう。

白い沈丁花の根の下なのかもしれないと
春がめぐるたびにそう思っては
打ち消している自分がいる。

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