冷凍されているものをレンジで温めて食べさせてもらったのが、花巻を食べた一番最初だった。真っ白で、少し甘くて、幾層にも折り重なった生地の滑らかさ。この折り重なった生地を指で少しずつ剥がしながら、おかずやスープと味わう朝ご飯は、本当においしかった。
舌や鼻や耳、体が記憶している「いいもの」は、厄介だ。いつも同じ「いいもの」を要求してくる。この間作った花巻に自分自身が満足しなかったのは、ふくらみとなめらかさが足りなかったから。先日中華料理屋で注文した花巻は、自分が作ったものと生地やふくらみ方は大体同じだった。手作りってこの程度が基準値なのだろうか。
昨日、夕食が終わった後、思い立ってもういちど花巻を作る。まだ生地は生のまま。あとで子どもたちが起きてきたら蒸して、冬瓜と鶏肉のスープと一緒に食べる。デザートは杏仁豆腐。さて今日の出来はどうでしょう。
舌や鼻や耳、体が記憶している「いいもの」は、厄介だ。いつも同じ「いいもの」を要求してくる。この間作った花巻に自分自身が満足しなかったのは、ふくらみとなめらかさが足りなかったから。先日中華料理屋で注文した花巻は、自分が作ったものと生地やふくらみ方は大体同じだった。手作りってこの程度が基準値なのだろうか。
昨日、夕食が終わった後、思い立ってもういちど花巻を作る。まだ生地は生のまま。あとで子どもたちが起きてきたら蒸して、冬瓜と鶏肉のスープと一緒に食べる。デザートは杏仁豆腐。さて今日の出来はどうでしょう。
公園で豆食う鳩のように
2007年8月31日 趣味
夜、長女を迎えに行ったついでに、24時間営業のなんでも屋に行く。切らしてしまったお米、気に入りのキムチ(最近ここにしか売ってない)、長女の好きなお菓子を数種類、杏仁豆腐に入れるフルーツの缶詰、それからこの夏の思い出ハニーローストピーナッツ(写真は違うメーカーのもの。青いフタのやつが好き)も買った。
このピーナッツ、どこか懐かしいなと思っていたら、母曰く、子どもの頃よく食べていたんだそうで。しばらく子どもたちと争うようにして缶に入ったそれを楽しく楽しく食べた。次女が「もうフタを閉めて!止まらない!」というまで、みんな公園で豆食う鳩のように一生懸命食べた。
今年は9月に入っても2日間の夏休みおまけがあって本当によかった。和やかに新しい学期に備えるとしましょう。
このピーナッツ、どこか懐かしいなと思っていたら、母曰く、子どもの頃よく食べていたんだそうで。しばらく子どもたちと争うようにして缶に入ったそれを楽しく楽しく食べた。次女が「もうフタを閉めて!止まらない!」というまで、みんな公園で豆食う鳩のように一生懸命食べた。
今年は9月に入っても2日間の夏休みおまけがあって本当によかった。和やかに新しい学期に備えるとしましょう。
友が自転車乗りになったと聞いても「ふぅん」と思っただけだったが、いよいよ通勤距離が伸びると知ったとき、「速い自転車」が初めて自分の中でも必須の道具となった。
高校時代、往復約30キロを自転車で通っていたわたしにとって自転車は、正直しんどい乗り物であった。それだけの距離を走るのに、今でいうママチャリのような自転車に乗っていたので、坂道に泣き、故障に泣き、雨に泣き、変質者に泣き。また今とは違う意味で当時は朝は忙しかった。あの頃はおしゃれに気を使っていた。今は子どもを送り出し、できれば夜ごはんの段取りをしたり家事をやっつけて家を出たい。
友が勧めてくれた自転車屋で自転車を買った。画像とは違うモデルなのだけど、やっぱり速い!本当に快適だ。速い分時間を稼げるし、友が言った通り、自転車に乗っている時間は確かに「自分のもの」なのだ。季節の移ろいを、風の匂いを、どこかから漂い出る懐かしい家庭の雰囲気を感じつつ、頭の中に湧いては消える思いを自由にして走る時間は、思いがけずストレス発散の時間になる。考え方を変えれば、不幸の種(通勤に時間がかかる)も本当にラッキーに転じるものなんだなぁ。友よ、ありがとうございます、幸せのヒントを投げてくれて。
今日もそろそろ行ってきます。
高校時代、往復約30キロを自転車で通っていたわたしにとって自転車は、正直しんどい乗り物であった。それだけの距離を走るのに、今でいうママチャリのような自転車に乗っていたので、坂道に泣き、故障に泣き、雨に泣き、変質者に泣き。また今とは違う意味で当時は朝は忙しかった。あの頃はおしゃれに気を使っていた。今は子どもを送り出し、できれば夜ごはんの段取りをしたり家事をやっつけて家を出たい。
友が勧めてくれた自転車屋で自転車を買った。画像とは違うモデルなのだけど、やっぱり速い!本当に快適だ。速い分時間を稼げるし、友が言った通り、自転車に乗っている時間は確かに「自分のもの」なのだ。季節の移ろいを、風の匂いを、どこかから漂い出る懐かしい家庭の雰囲気を感じつつ、頭の中に湧いては消える思いを自由にして走る時間は、思いがけずストレス発散の時間になる。考え方を変えれば、不幸の種(通勤に時間がかかる)も本当にラッキーに転じるものなんだなぁ。友よ、ありがとうございます、幸せのヒントを投げてくれて。
今日もそろそろ行ってきます。
shimi.com(追記あり)
2006年9月20日 趣味 コメント (2)
ラスク部分があたしで、疲れがチョコ。好きなチョコレート菓子「チョトス」みたいに疲れが体に沁みこんでいるのを感じる。当たり前だけど、人って外に出れば出るほど新しい人と知り合うもの。たくさんの人と話す。今は、忙しさに紛れてか感覚が鈍っているようで、新しい環境や人の群れに飛び込むことをなんとも思わない。仕事を覚えることに夢中。そんなふうに思っていたんだけど、前の職場の人々が、今の職場に現れて差し入れなんかしてくれちゃうと泣きたくなる。一緒に働いている人々の分も勘定に入れた缶コーヒー何本かがバリアになって、沁みこむ疲れから心を守ってくれる。そんな優しさにとろけている場合じゃないんだけれども。
晩夏になると市場にまず顔を見せる梨は幸水。幸水と入れ替わるようにして出回るのが豊水。幸水は酸味よりも甘味が勝っていて、ややざらざらとした歯触り。豊水は酸味と甘味のバランスが半々で、幸水よりも水気が多くなめらかな口当たり。断然、豊水が好き。昨日この秋初めての豊水を食べた。おいしかったなぁ。
新しい仕事、こんがらがった暮らし。
今夜は誘いを断り家にいる。本当は不可避の誘いなんだけど、だめ。洗濯物を片づけたい。明日の朝飯や弁当の下ごしらえをしたい。日本昔ほらふき話を読み聞かせたい。ゆっくりと眠りたい(多分むすめたちより早く墜ちる)。だって明日はハードないちにちになるってわかってるんだから。
わけのわからないことを先送りにして、わかっていることをまずしよう。しなくちゃいけないことをこなすこなすこなす。疲れたから休む休む休む。眠って起きてまた考えるんだ。
新しい仕事、こんがらがった暮らし。
今夜は誘いを断り家にいる。本当は不可避の誘いなんだけど、だめ。洗濯物を片づけたい。明日の朝飯や弁当の下ごしらえをしたい。日本昔ほらふき話を読み聞かせたい。ゆっくりと眠りたい(多分むすめたちより早く墜ちる)。だって明日はハードないちにちになるってわかってるんだから。
わけのわからないことを先送りにして、わかっていることをまずしよう。しなくちゃいけないことをこなすこなすこなす。疲れたから休む休む休む。眠って起きてまた考えるんだ。
おせちを作り始めました、今年も。今日から作り始めてもいい料理は、酢の物とか煮豆とか昆布巻きくらい。昔とちがって、お店も正月早々から営業してくれるので、あまり濃い味付けのおせちはもう作らない。つまり腐敗も早いということで、せいぜい今日明日で作ったものを1〜2日で食べきる、といった感じでしょうね。
数ヶ月前から、食事作りの心強い味方ができました。セラミックグッズ諸々。セラミックのスライサーや包丁を買ったんですが、まぁよく切れること! ついさっきも酢レンコンを作っているときに、左手の人差し指の肉までスパ〜ン!とそぎ落としてしまいましたよ。よく切れる刃物でつけた傷は痛くないなどとどっかで聞いたことがありましたが、それホント。
数ヶ月前から、食事作りの心強い味方ができました。セラミックグッズ諸々。セラミックのスライサーや包丁を買ったんですが、まぁよく切れること! ついさっきも酢レンコンを作っているときに、左手の人差し指の肉までスパ〜ン!とそぎ落としてしまいましたよ。よく切れる刃物でつけた傷は痛くないなどとどっかで聞いたことがありましたが、それホント。
金針菜を料理しました。金針菜とはゆりの花(正しくはノカンゾウの花)を乾燥させた薬膳食材で、栄養価が高く、ビタミンA、B、B2、Cなどが豊富で、鉄分は何とホウレン草の10倍含まれています。増血作用と精神安定に大変優れていて、お通じにもとてもいいみたい。もっと頻繁に食べればいいのだけど、なかなか思い出さない食材だったりします。
そうかそうか。ふらりふらりと出て行った言霊は、寝て起きたらまたわたしの体の中に自然に帰ってきているものなんだ。よかったよかった。わたしの心が誰かの前でヌードになったとしても、なにも奪われるものはない。いわゆる「減るもんじゃなし」ってやつなのです。
最近つくづく思う。
わたしの周りにいるひとたちみんな、ものすごくすてきな人たちばかりなんだなぁって。もののとらえ方、考え方、生き方、話し方、立ち方、姿勢、笑顔のしわ、手のかたち、目の奥の光、どれをとっても本当に魅力的。新しく出会ったひとからは会うたび新鮮な風を受けて当たり前だと思っていたけれど、旧知の仲の相手からもとても清冽な風が吹いてくる。時の影はとどまることがない。
最近つくづく思う。
わたしの周りにいるひとたちみんな、ものすごくすてきな人たちばかりなんだなぁって。もののとらえ方、考え方、生き方、話し方、立ち方、姿勢、笑顔のしわ、手のかたち、目の奥の光、どれをとっても本当に魅力的。新しく出会ったひとからは会うたび新鮮な風を受けて当たり前だと思っていたけれど、旧知の仲の相手からもとても清冽な風が吹いてくる。時の影はとどまることがない。
マシンがこわれてしまうかも! 今もおっかなびっくり使っています。こわれる前に誰しもが言うでしょう?「う〜ん、やな感じ…」って。さっき夫がそうつぶやいていたので、もしかしたらホントにだめかも。仕事がたまっているのに。きぃ〜!
目にしみる、身にしみる。
半年ほどパッとしない時を過ごした後の充足は、ホント甘露です。幸せの基準値は自由自在。女だから、目の前のことがいちばん大事。過去を、痛みを、捨てたふりして生きていける。…ふりじゃなくて本当に忘れちゃったんだろうか。そんなことはどうでもいい。邪気のない手のぬくもりに、安心して心を添わせていこう。めぐりあわせの妙。消えないえにしの不思議。
半年ほどパッとしない時を過ごした後の充足は、ホント甘露です。幸せの基準値は自由自在。女だから、目の前のことがいちばん大事。過去を、痛みを、捨てたふりして生きていける。…ふりじゃなくて本当に忘れちゃったんだろうか。そんなことはどうでもいい。邪気のない手のぬくもりに、安心して心を添わせていこう。めぐりあわせの妙。消えないえにしの不思議。
毎朝8:00過ぎ、決まって家の前を通り過ぎる人がある。だんだんと近づいてきて、だんだんと遠ざかっていくのがわかる。いつも上手なウソ(口笛)を吹いているから、その人の存在をはっきりと感じられる。肺活量があるのかな、大分遠くから口笛は自転車のスピードに乗って近づいて来、そして車通りの多い通りを曲がる頃まではっきりと聞こえている。BOOMやBEGINが好きみたい。今度、子どもたちと一緒にイタズラしようと思って、「涙そうそう」と「島唄」を練習中。いきなり家の中からハモられたらびっくりするだろう。でも家の前を通るのやめちゃうかな。そしたらさみしいからそっとしておこうかな。