幼い頃、わたしはエレクトーンを習っていました。なぜピアノじゃなかったかというと、父が転勤族だったため。ピアノの運搬や調律のことを考えると両親は気重だったのでしょう(わかる)。エレクトーンを十年余習ったのですが、なぜかヘ音記号が読めない。考えてみると、エレクトーンというのは、Dm7などというようにコードで和音を覚えることができるので、いちいちヘ音記号を読む必要がなかったんですな。

こんないい大人になってからブルグミュラーを始めました。思いがけず、楽しい! ヘ音記号を読むのにホント苦労するけど、ゆっくりゆっくり時間をかけて1曲1曲征服していく楽しさは、気長になった大人ならではの楽しみなのかも。

わたしが執念深く練習している姿をみて、娘たちもあとに続けよ!という気持ちもあって始めたんですが、ちっとも効果がありません。がっかり。…そう思っていたら、先日近所の友人とお茶をしている時に思いがけない話を聞きました。友人の娘(小学3年生)がちょうどわたしの練習している曲をピアノ教室で習っていて、わたしがピアノを弾くたびに「どこの子が同じ曲を弾いているんだろう!? 負けたくないっ!」と言いながら一生懸命ついて弾いているのだそう。この話を聞いたときに、ものすごく愉快だった! そうかそうか。自分ちの子どもはダメでも、よそで釣られている子がいますか。その子のママには「わたしだっていうことは絶対に内緒にしてね」と頼んでおきました。毎日、練習しているときに頬がゆるんでしまいます。ちぃちゃん、離れていてもアナタと毎日連弾です。

ISBN:4111020100 単行本 ブルグミュラー 全音楽譜出版社 2000/00 ¥525

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