padre

11月19日は父の誕生日。何をプレゼントしたらいいのか毎年悩む。65才。時間も体力も金銭もほどよくあり、ほしいものはなんでも自分で買えてしまう。去年は陶製の焼酎サーバーだった。一昨年は北原亞以子の「慶次郎縁側日記」のシリーズを出ているだけ全部。ちなみにこの時代小説、ワタシ的には大変ハマった作品だったのだが、父曰く「お父さんはこういうのより池波正太郎みたいなスケールのでかい作品が好きなんだ」とのこと。でもなんだかんだ言って通勤電車の中で全部読んだらしい。今、NHKでこれがドラマ化されているんだけれど、放送初日に電話を寄越して「なぁ、おまえ、見たか？高橋英樹じゃあ慶次郎っぽくないよなぁ。もっとこう枯れてないとさ」などと、小一時間も熱く作品について語っているところをみると、ホントは結構気に入ったんだろう。3年前は池波正太郎の料理読本や小林カツ代、韓国料理のレシピ本などをたくさんあげた。料理が好きな人なのでよく活用してくれているようだ。

さて、今年。

今のところはコーヒー焙煎機と生豆のセットを考えている。少し前に我が家が買ったんだけれど、コーヒー好きにはたまらないおいしさ！　生豆は長期の保存がきくので多めに買っておき、飲む都度焙煎し、ミルで挽き、ハンドドリップで淹れる。なんのテクニックもコーヒー哲学も持っていないわたしでも、それを補って余りある味と香り。焙煎しているときに立ち上るその香ばしいかおりも結構癒しになってたりして。

やっぱ今年はこれ。焙煎機セットでいきましょう。

…え？自己満足を押しつけるな？　いいのいいの、父さんだから。