★朗読者

2005年2月12日 読書
抜粋

なぜだろう? どうして、かつてはすばらしかったできごとが、そこに醜い真実が隠されていたというだけで、回想の中でもずたずたにされてしまうのだろう? 〜中略〜 でもたしかに幸せだったのだ! 苦しい結末を迎えてしまうと、思い出もその幸福を忠実には伝えないのか? 幸せというのはそれが永久に続く場合にのみ本物だというのか? 辛い結末に終わった人間関係はすべて辛い体験に分類されてしまうのか? たとえその辛さを当初意識せず、何も気づいていなかったとしても? でも意識せず、認識もできない痛みというのはいったいなんなんだろう?

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

この日記について

日記内を検索