カエルになってからもうどれくらい経つんだろう。最初は手足を上手に使えなかったチビカエルたちも、今ではかなりの距離をピョンピョン飛べるようになった。体長も幼体のときに比べ3〜4倍にまで成長した。大きくなるにつれ、模様もはっきりしてきたので種類の特定もできた(ニホンアカガエルでした)。もういい加減に元いた場所に返そうと思うのだけれど、食事するカエルをすごく気に入ってしまっていて、返せないでいる。厳密に言うと「食べているとき」ではなく「獲物を狙い始めたとき」から「実際にパクッと食べるとき」までに流れる時間が好き。明らかにわたしとは違う時間の流れの中で、カエルくんたちは生きている。食器を洗う手を止めて、時々、蛙時間を味わっています。
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