ずっとここにいました
2006年2月24日
今日から天気は下り坂。もしかしたら雪が落ちてくるかも。でも着実に春が近づいてきているようなのです。梅の花も紅白開き、老梅の香りもますます高く、沈丁花のつぼみも日を増すごとにふくらんで大きくなってきている。今時分の感じはきらいじゃない。気まぐれな空、不安定な気温、思いがけない驚き、目に映る風景から、ほんの少し先の季節を目を閉じて思う。木の芽草の芽鮮やかにほころび、川の水軽やかに流れ、キリッと白い花もふんわりあたたかい色の花も優しく「ずっとここにいました」と笑うだろう。そうだった、去年もその前の年もそこにいたよね、今年もまた会おう。物言わず立ち位置を変えない友だちに会おう。さかんに動き回る友だちも探し当てて会おう、春。
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