思うと不思議ね

2006年9月8日
白い下着にステテコで、鉢物にポットボトルから水を注いでいる総白髪の男の人。上手に対向車に道を譲ることのできない自転車の人。車の下にうずくまる、尾が「く」の字に折れた太い猫。空に輪を描くこうもり数匹。急ぐ人、うつむいて歩く人、しぼんだ花、いちじくの葉の形。

日暮れた道を自転車で走っていると、よく物が見え、よく音が聞こえる。

楽しそうな人、苦しそうな人、ひとりきりでいる人、仲間といる人、どのような人であっても、なぜか他人のことがうらやましく思える。そう、人並み以上に家族がいてもさみしいときはさみしい。

風に乗って流れてきた会話の断片「思うと不思議ね」。最近聞かれなくなったフレーズだなぁ「思うと不思議ね」。

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