手のひらを見たい

2007年1月12日
おととい、ギブスがとれた。ギブスがとれれば手はすっかり治っていて、なんでもできると思いこんでいたんだけど、大間違い。痛いのなんのって。ひねりに弱い右手は自分の手のひらが見えないし、まっすぐに腕を下に伸ばすこともできない。やれやれ。

駅前を歩いていたら、ばったり同僚たちに会ってしまう。事故以来会っていなかったので、互いに駆け寄り合う。すっぴんなのを(しまった!)と思うが、すぐに思い直して負傷具合を見てもらう。こちらの状況を話し、職場の状況を聞き、別れる。別れ際「元気に右腕を振り回して遊んでいたってみんなには言っておくよ!」と叫ばれる。エレベーターを下りながら「そんなこと言わないでよ!」と本当に右手を振り回した姿を見られてしまった。

三女(10才)はギブスの中がかゆいと言って大粒の涙を流す。まだ仮ギブスなのではずして軟膏をすり込んでやる。巻き直ししながら「お医者さんには内緒よ」と念を押す。本当にギブスの中はかゆい。腕の中を小さな虫が這い回っているみたい。ほんの少し幻覚症状に苦しむ人を理解できるような気がする。ギブスに関してはまさにわたしは「先に立って見る」つまり「親」という字そのもの。こんなこと以外で先に立って見るほうがかっこいいんだけど。

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