感覚を信じる

2007年1月18日
ジーンズのすそをベルトで固定。この一ヶ月間も鍵はいつも身につけていた。サドルを低くしようと、六角レンチを右に左に動かすが無理だった。加世田くんが固定したサドルは、ゆるぎなく締め付けられていて、ビクともしない。今のわたしの力では、ねじを緩めることはできない。あきらめてそのまままたがる。

明日で転んでから一ヶ月経つ。半ギブスも昨日からサポーターになったことだし、経過も良好。事故以来初めて自転車に乗ってみた。10分ほどの距離にある歯医者まで。

正直言ってこわかった。減速せぬまま、段差で横滑りに地面に叩きつけられたため、段差がとてもこわい。以前とは変わった(変わってしまった)自分を感じる。きっと元のような運転はもうしない(できない)だろうと実感する。

久しぶりに姿を現したわたしをみて先生は目を見開く。

事故起こした翌日、かかりつけの歯医者が休みであったため、違う歯科医院で治療を受けていた。労災の書類を二度申請するのが面倒で、事故で折れた歯だけはそこで治せばいいと考えていたんだけれど、この間の診察の時「歯を抜くことになりそうです」と言うので「ちょっと待って」と思ったのだ。わたしの感覚では、その歯はまだきちんと使える。気心しれた医師の診断もやはり同じ。結局、病院を変えることにし、書類もさっき申請した。

感覚を信じて、それが当たっているとうれしいもの。どこが「ゼロ」なのか基準値があいまいな世の中、時々は「自分は正しい」と認識できる機会があるのは幸せなこと。

今日はそんな日でした。

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