静かな土から寡黙な芽
2007年3月23日
1週間ちょっと前、むすめたちと一緒にホームセンターに遊びに行って、おのおのが好きな野菜のたねを買った。あたしは小ネギ、長女は青じそ、次女はオクラ、三女は枝豆、野菜がきらいな四女はいちごの苗。ベランダに面した窓辺に、れんがと板で台を作り、その上にペットボトルを利用した植木鉢を作って置き、種を蒔いた。6日の間、霧吹きで水をかけても、話しかけても、土はとても物静かでなんの変化もない。むすめたちは毎日そわそわとのぞき込むたびがっくり。でも7日目の日曜日、むっくりと枝豆の芽が顔を見せたのを最初に、どの種も期待に応えだした。
黙ってむくむく大きくなっていくのを観察していると理由なくうれしい。みんな生命力旺盛で、時間単位で違う顔を見せてくれる。いちごも次々に花を付け、むすめたちはミツバチになったつもりで受粉を手伝っている。
農園や緑深いところなどに遊びに行って憧れるだけ。お金がないから家を田舎に建てられない、畑が借りられないから野菜を作れない、庭が狭いから、虫がいっぱいだから、日当たりが悪いから、とか考えたらつまらない気持ちになる。頭先行だと本当に疲れちゃうけど、こんなことで心が安らかになるんなら、なんて簡単なんだろうとつくづく思う。簡単じゃなくてただの単純かも。
黙ってむくむく大きくなっていくのを観察していると理由なくうれしい。みんな生命力旺盛で、時間単位で違う顔を見せてくれる。いちごも次々に花を付け、むすめたちはミツバチになったつもりで受粉を手伝っている。
農園や緑深いところなどに遊びに行って憧れるだけ。お金がないから家を田舎に建てられない、畑が借りられないから野菜を作れない、庭が狭いから、虫がいっぱいだから、日当たりが悪いから、とか考えたらつまらない気持ちになる。頭先行だと本当に疲れちゃうけど、こんなことで心が安らかになるんなら、なんて簡単なんだろうとつくづく思う。簡単じゃなくてただの単純かも。
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