紺地の錦鯉

2007年4月5日
新しい年度の始まり。朝、子どもたちを見送った後、顔見知りの母親たちと井戸端会議する。女たちの会話はたやすくワープする。ワープを繰り返し繰り返しするものの、ゴールは見えない。愚痴、うわさ話、得々情報、グルメ、腕利きの医者、困った病気など、キリがない。そんなとりとめのないおしゃべりはきらいじゃない。結構おもしろいし、結構ためになるから。

でも今朝はもうタイムアップ。なんとか長なので入学式に出席しなくては。そう言ってるのになかなか解散しないので…

今から〜肌色のストッキングをはくためにすね毛剃って〜
それからね〜スーツを選ばなくてはならないの。

ひとつはね、無難なチャコールグレーのシンプルなスーツ。
もうひとつのスーツには名前があるんだよ、通称「ニシキゴイ」。
紺のベルベット生地に金糸で地模様のような刺繍があってね、
まるで紺のニシキゴイみたいなのよ。

どっちにしようかなぁってまだ迷ってんの。

一同大爆笑。

是非紺色のヤツを!と、みんな元気に手を振って解散していった。
どうしていつも大笑いしないと帰っていかないんだろう、みんな。

あたしは帰ってからすね毛は放っておいて、迷わずグレイのパンツスーツを着て出かけた。紺のスーツを見に来た何人か(わざわざ来た!)に裏切り者のそしりを受けながら。

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

この日記について

日記内を検索