灰谷健次郎氏が教え子の作品を編んだ本の中の詩。とても好きな一文「犬は悪い目はしない」。

犬は確かに悪い目はしないけど、すまなそうな目はする。今隣で「すんませんすんません、えろうすんません」とやっている。本当に申し訳ないと思っているときや、取り入りたいときする。人間と同じ。

人は犬と違って悪い目をする。あたしの父は「ふとした瞬間に人が見せる下品な表情がきらいだ。おまえはするな」とよく言っていた。十代のあたしは「女優じゃないんだからさぁ…」と話半分に聞いていたけれど。

親になると、確かにそう思う。でもあたしは人を「よい!わるい!」と糾弾できるほど清い人でないので、まぁ仕方ないかとも思っている。誰も心の底では疲れているんだろう。ふとしたときに「どうにでもなれ」とか「全部こわれろ」とか「全員大嫌い」とか思っても仕方ないよ。思うのとなにかするのは別のことだから。

コメント

ドッグナイト
ドッグナイト
2007年4月16日0:33

スイマセン、思うと・・・です。そんな本心を諌める気持ちを持ち続けるならば別と、思います。上手くも正確にも言い得ないことですが、犬の目を人と同じように見るのは情感が伝わりますが、本質的にちがうかと俺は思います。裏表がないからですね。ψ(`∇´)ψ←ナイトのボケマル^^

ゆにぞん
ゆにぞん
2007年4月16日10:00

そうですね(^^)表裏がないので「すんません!」というか「オレ、なんかやっちゃいましたか?やっちゃいましたか?」とやって、そのまんま全部忘れてしまうみたいなの。

犬に人の心を映すのは、やり方を間違えると悲劇ですね。でも間違えなければ人と犬、互いに幸せになれるだろうなぁと思うんです。気張らず道を模索してみますね。

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