学校仕事の帰り、自転車にまたがり門を出ようとしたとき、孫悟空みたいな少年がぽつねんと池でたもを振り回しているのを発見。

彼は我が娘マイマイを不登校にさせかけた男の子。

でもその幼い乱暴な言動からあたしたち親子は学ぶことも多かった。暴れん坊を理解しようと少しはしてみたし、うまくその直球的好奇心を逸らすやり方も勉強させてもらったのだ。それら勉強の中には、将来、マイマイが男の人をたぶらかすときに使えるテクニックも含まれていると思われ。

最近 孫悟空はマイマイに優しい。

ねぇあたしはマイマイのお母さん。こんにちは。どうしてひとりでここにいるの? そうか先生とケンカしてここに来たのか。何を捕まえているの? トンボ? ここには糸トンボがいるよね。へぇオニヤンマもいるの。

最近マイマイに優しくしてくれてありがとう。(あぁ、オレね、4年の時と性格変えたからね)そうか。おばさんは君のこと応援してるよ。いろいろうまくいかないことあってもがんばってね。いつも応援してるよ。また話そうね、バイバイ。

どうして彼は「性格を変え」なければならないのか。

あとになってそのことがつらく感じられた。あの子はあの子のままで生きられたらいいのに。あの子が暴れてもあの子に蹴られても、愛してくれる人がいたらいいのに。

コメント

唯
唯レイコ
2007年7月13日7:48

かつてのいじめっ子にこんなに優しく話しかけられるゆにぞんさん人の器が大きいです。言葉の一つ一つが優しさに満ち溢れています。咄嗟にこんな言葉が私には言えるかと問われたら言えないだろうな。親の一言で子供達の人間関係の潤滑油となり効果はあると思います。いつも誰かが気にかけているよのメッセージは孫悟空君のハートを温めていると思います。私は良い方向に性格を変えたと理解したいです。暴力、暴言の対人関係の彼は孤独だったのかなと想像します。

ゆにぞん
ゆにぞん
2007年7月13日9:02

レイコさん、こんにちは。日本の空は、梅雨にふさわしくどんよりと曇って、強く弱く雨を降らせる毎日です。昔からよく言う「悪いヤツほど優しい」と。あたしは大変な悪い人で、その分、人の弱さやずるさ、やるせなさが我が事のようによく身にしみてわかってしまいます。だから生きにくい人にはよく添い、白!黒!赤!青!と物事を簡単明瞭に判断して世を渡る人とは相まみえません。あたしもまた孤独です。

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

この日記について

日記内を検索