明るい悲しみの勉強
オーケストラアジアhttp://www.orchestraasia.net/を鑑賞する。母娘共々、様々な楽器・国・歴史の融合を楽しむ。悲しい曲を好んだ時期が長かったが、今は明るい曲が好きだ。ちんどん屋の奏でるようなカラリと乾いた明るい悲しみこそ胸にしみる。数年前から中国の音楽に常に触れるようになって、だんだんそんな風に変わっていった。悲しみ温泉にどっぷりすすんで浸かっていては、まわりの景色がなかなか変わっていかないことに、ようやく気づいたせいかもしれない。冷静な表面の内側に、悲しみや苦しみ、歓喜や絶望、汚れや輝きが、幾重にも折り重ねられているパイをパリリパリリと味わう。そう、乾いていておいしい。内部のしっとりしている生地もまたおいしい。誰かも何かをパイに喩えていた?

ドアからドアへは1時間半ほどかかるホールに思いきって(次の日も学校があるから)行ったのだが、帰りは22時過ぎ、満員電車。座れぬマイマイ(三女)は毎日働く大人たちの現実に触れ、寝付けぬトントン(末っ子)は膝の上で久しぶりに母を独占し、はしゃぎまくる。

チケットも時間も音楽も出来事も全部ひっくるめて素敵なプレゼント。ありがとうございます。

コメント

nophoto
victor
2007年11月12日23:12

本当に音楽好きな素晴らしい母娘ですね。お疲れ様でした。

ゆにぞん
ゆにぞん
2007年11月14日13:34

チャンスを与えてくださり、共に楽しんで引率してくださる方があってこその素晴らしい夜だったのです。自分ひとりの発想力&行動力では、子連れでの遠出は難しい。文章の中にはなかなか現れませんが、ゆにぞん家にはいつも縁の下の力持ちがいて助けられているのです…。

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