娘たちの通う小学校で演奏と体験会を催す。今回メンバーはたったの五人。そのうちの3人はゆにぞん家。どうなることやら心配(うまく進行できるかとか、誰もお客さんが来なかったらどうしようとか)だったが、なんと大人子ども先生含めて50人余りの人が集まり、立ち見がでるほどだった。子どももよく知る簡単な曲を2曲弾いたあと、体験にもつれ込んだのだけど、押し合いへし合いの混乱となってしまい、諦めて帰ってしまった子もいた。

あたしの娘2ndと3rdは、ここのところずっと今日の行事がプレッシャーになっていた。あたしに似て本当はナマケモノの性分なのに、練習がんばっていましたもの。春にこの楽器を始めた二人にとっては今日が初舞台。演奏後は聴衆のあたたかな笑顔の中でずっと誇らしそうにしていた。

言葉以上のものが伝わってしまうのが音楽。地味な練習が長いほど胸に拍手がぐっとくる。音楽の世界に汚い部分がないかと聞かれれば、きっとそんなことあり得ないんだろうけど、今日のところはなかったな。あったのは「わーい!」だけだった。

今週末にはまた仲間のみなさんたちと別の舞台を踏む。仲間自体も20人ほどいるし、数十という団体が集うコンサートなので、様々な年齢・職業・性別の人々と多くふれ合うチャンスがある。扱う楽器もそれぞれ違うので、刺激も受けるだろう。多様な人波をのびのび泳いでほしい。

お母さん今日はとってもうれしいです。今春、窮屈な団体をやめてしまって少しの後悔を引きずって来ていたが、音楽をサンドイッチにしたみんなの笑顔で払拭された気がする。

…? 

気に入りのブーツがウンコくさい? どうやらぼーっとしながら歩いていて、中庭の銀杏の実を踏んでしまったようだ。帰り道、高揚が音を立ててしぼんでいった瞬間。

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