静まれ鎮まれ
2005年8月31日
それをしていいのかどうか
過去に経験済みの失敗です
わかってることもうしない
明日の自分のために考えて
調和の中で優しく息してる
今日を明日もなぞれるよう
静まれ鎮まれ 浮き立つ心
静まれ鎮まれ なみ立つ心
静まれ鎮まれ きみの心も
過去に経験済みの失敗です
わかってることもうしない
明日の自分のために考えて
調和の中で優しく息してる
今日を明日もなぞれるよう
静まれ鎮まれ 浮き立つ心
静まれ鎮まれ なみ立つ心
静まれ鎮まれ きみの心も
最後の夏あがき
2005年8月29日
朝早く車で出発。この夏知り合った、すてきな人たちに会いに。どういう口実で会いに行ったんだっけ。本当はただもう一度会いたかっただけ、顔を見たかっただけ、かも。とても出会った全員のところへは回りきれなかったんだけれど。
書こう書こう書いてみようと思いつつ、言葉でその人をうまく言い表せないため、いまだに日記に一度も登場していないあの方。祈るだけではもちろんだめなのだけど、いつかまた神様が粋ないたずらをしてくださいますようにという思いを込めて「じゃあ、また」と手を振る。川で出会った大家族たち。わたしと同じく4人の子どもを持つ女性。彫りの深い顔の造作、厳しく優しい瞳を持つ彼女。あたたかなもてなしに頭が下がる。わたしに足りないのはこういう真心。いつも人をからかってばかりいる。悔い改めよ、自分!と思った。
帰りには博物館へ寄る。そこで売っているジェラートはとてもおいしい。わたしが気に入っているのはラムレーズン。食べ終わったあとに全然のどが渇かないのが特長。
朝からずっと一緒にいた古くからの友人が帰りにひとこと「あなたってヘンなヒト」。何年も何年もつき合ってきて何を今さら…と返事すると、しみじみもう一回「ホントにヘン…」。いつも心配かけてすみません。
最後の夏あがき。これにて夏休み中のおでかけはおしまいか?…宿題と2学期の支度を明日、完璧に終わらせられたら、海に遊びに連れて行ってもいいゾ。8月31日の海はなかなか趣がある。なんていったって、夕方には海の家が店じまいするところに居合わせられる。それはそれは…さみしい光景。夏のおわりを、行動でありありと見せつけられてしまうのだから。でも気が引き締まっていいとわたしは思う。
行こうよ。
書こう書こう書いてみようと思いつつ、言葉でその人をうまく言い表せないため、いまだに日記に一度も登場していないあの方。祈るだけではもちろんだめなのだけど、いつかまた神様が粋ないたずらをしてくださいますようにという思いを込めて「じゃあ、また」と手を振る。川で出会った大家族たち。わたしと同じく4人の子どもを持つ女性。彫りの深い顔の造作、厳しく優しい瞳を持つ彼女。あたたかなもてなしに頭が下がる。わたしに足りないのはこういう真心。いつも人をからかってばかりいる。悔い改めよ、自分!と思った。
帰りには博物館へ寄る。そこで売っているジェラートはとてもおいしい。わたしが気に入っているのはラムレーズン。食べ終わったあとに全然のどが渇かないのが特長。
朝からずっと一緒にいた古くからの友人が帰りにひとこと「あなたってヘンなヒト」。何年も何年もつき合ってきて何を今さら…と返事すると、しみじみもう一回「ホントにヘン…」。いつも心配かけてすみません。
最後の夏あがき。これにて夏休み中のおでかけはおしまいか?…宿題と2学期の支度を明日、完璧に終わらせられたら、海に遊びに連れて行ってもいいゾ。8月31日の海はなかなか趣がある。なんていったって、夕方には海の家が店じまいするところに居合わせられる。それはそれは…さみしい光景。夏のおわりを、行動でありありと見せつけられてしまうのだから。でも気が引き締まっていいとわたしは思う。
行こうよ。
音ヲ発スル
2005年8月28日
7月の終わりに駒場東大前に出向いたのは、二胡を迎えに行くためだった。一年前の夏、体験レッスンを受けてからずっと心のどこかにひっかかっていた二胡。でもなかなかふんぎりがつかなくって。友人に頼んでおいた楽器がなかなか海を渡ってこなかったせいもあるし、新しいことに飛び込む勇気がなかったせいでもある。
なにはともあれ、始めてからひとつきが経ち、どうやらずっと続けていけそうなのでようやく「やってるの…」と白状してみる気になりました。ほとんどが孤独な自己練なんだけど、熱意ある方の主催するサークルに属しており、2週間に一度はレッスンを受けたり全体練習でそろって演奏したりする。とっつきやすいのに奥の深い楽器なので(楽器ってみんなそうか)ゴールなんてどこにもない。誰かと競っているわけじゃないし、うまくならないといけない期限もないから、気は楽なはずなのに、勝ち気な性分ゆえ、わたしは毎日毎日絶対に最低1時間の練習をする。音に心を乗せて風に渡す。名も知らぬ人と同じ音を奏で、言葉もなく見つめ合い、苦笑いしたり、はにかんだり。うつくしい音色が重なり合ったら心からのにっこりを交わし合ったり。そんな何秒かの快楽のためにがんばって練習する。
またサークル主催者がかっこいいんだな!これが!絶対に本人には知られることはないだろうけれど、よこしまな心なく清らかに大好き。お孫さんのいるおじさま(おじいさま?)で、いつもヨレたTシャツと短パンサンダル履き、髪の毛うすく、興奮すると口角に泡つけっぱなし…なんだけど、その目の奥にあるきらめきにどうしようもなく惹きつけられる。夕暮れ時に電気も点けず朗々と音階を踏んでいた姿も、自転車に乗り飄々と風を切る後ろ姿も、弦を押さえる指を「ちがう」と言って厳しく直してくれる温かい手も。
わたしが好きなひとたちは男も女もみんな、瞳の奥にかみ殺したよな愉快を隠しています。真剣な顔して話を聴きながら、わたしはいつもその愉快を探している。誰の顔の中にも。
なにはともあれ、始めてからひとつきが経ち、どうやらずっと続けていけそうなのでようやく「やってるの…」と白状してみる気になりました。ほとんどが孤独な自己練なんだけど、熱意ある方の主催するサークルに属しており、2週間に一度はレッスンを受けたり全体練習でそろって演奏したりする。とっつきやすいのに奥の深い楽器なので(楽器ってみんなそうか)ゴールなんてどこにもない。誰かと競っているわけじゃないし、うまくならないといけない期限もないから、気は楽なはずなのに、勝ち気な性分ゆえ、わたしは毎日毎日絶対に最低1時間の練習をする。音に心を乗せて風に渡す。名も知らぬ人と同じ音を奏で、言葉もなく見つめ合い、苦笑いしたり、はにかんだり。うつくしい音色が重なり合ったら心からのにっこりを交わし合ったり。そんな何秒かの快楽のためにがんばって練習する。
またサークル主催者がかっこいいんだな!これが!絶対に本人には知られることはないだろうけれど、よこしまな心なく清らかに大好き。お孫さんのいるおじさま(おじいさま?)で、いつもヨレたTシャツと短パンサンダル履き、髪の毛うすく、興奮すると口角に泡つけっぱなし…なんだけど、その目の奥にあるきらめきにどうしようもなく惹きつけられる。夕暮れ時に電気も点けず朗々と音階を踏んでいた姿も、自転車に乗り飄々と風を切る後ろ姿も、弦を押さえる指を「ちがう」と言って厳しく直してくれる温かい手も。
わたしが好きなひとたちは男も女もみんな、瞳の奥にかみ殺したよな愉快を隠しています。真剣な顔して話を聴きながら、わたしはいつもその愉快を探している。誰の顔の中にも。
こころ模様
2005年8月26日
理由をつきつめようとは思わないけど、今日のこころを漢字で表すとしたら「絡」。そんな日もある。いつも目に優しい、耳に優しい言葉ばかり綴るとしたら、うそつきだと思うのです。音に乗せて放ちましょうか、早めにねむって溶かしましょうか、この虚脱感を、苛立ちを。
生活のパターンを変えてから得たものは多い。反対に失ったのは、本を読む時間やテレビの前にいる時間。本を読むという行為が、暮らしの中からなくなるなんて本当にびっくりだ。今のわたしは、本の中より外の世界を旅することが楽しい。身の丈にあった、実際に手の届く世界をのんびり歩き、初めて(再び)出会えた人と過ごす、二度と訪れないだろう一瞬一瞬のひらめきの瞬間を味わうことが、切なくて楽しい。
最近はそんな感じのわたしなんだけど、眠る前のひととき、草花の図鑑や不思議な物語、そして西川治さんの本をちょこちょこつまみ食い。開いたページを気ままに読みながら眺めながらストンと眠りへ墜ちてゆく。
最近はそんな感じのわたしなんだけど、眠る前のひととき、草花の図鑑や不思議な物語、そして西川治さんの本をちょこちょこつまみ食い。開いたページを気ままに読みながら眺めながらストンと眠りへ墜ちてゆく。